手先足先の冷え性に困っているあなた、毎年毎年辛い冬を過ごしていませんか?手先足先が冷えると動くのも億劫になりますし、色々と不都合が多くなってしまい大変ですよね。症状がひどい人はしもやけができることもあります。
冷え性は体質の問題。一朝一夕で何かが変わるものでもありません。時間をかけてゆっくりゆっくり体質を変えていく必要があります。
一般的に冷え性は熱を生み出す筋肉の量が少ない女性に多いと言われています。体の芯は火照っているのに、妙に末端だけ冷たいという人もいるようです。
そんなつらいつらい冷え性の改善に一役買ってくれるのがにんにく!疲労回復や滋養強壮のイメージが強いにんにくですが、実は隠れた冷え性改善効果が期待できます。
この記事では、にんにくに秘められた冷え性改善の効果を三つ、ご紹介していきたいと思います。
効果1:アリシンが造血、血液サラサラ作用を発揮し冷え性改善。
にんにくの臭いの原因となるアリシンには造血作用、血液サラサラ作用があるとされています。造血することで血液の流れを多くし、基礎代謝を上げるのに貢献してくれます。貧血気味の人は当然冷え性にもなりやすくなっていますので、造血作用のあるアリシンが多く含まれるにんにくはピッタリと言えるでしょう。
さらにアリシンには血小板凝固抑制作用、つまり血液が凝り固まるのを防ぐ作用もあります。それにより、血中の血液がサラサラな状態になり血流を促進。体温が上がりやすい状態にもっていってくれます。
効果2:熱生産効率アップ!
にんにくにはノルアドレナリンの分泌を促進する作用があります。ノルアドレナリンは興奮物質の一つで、トウガラシに含まれるカプサイシンのように脂肪燃焼を効率化する作用を持っています。
脂肪が燃焼するということは当然熱エネルギーを発生させることと同じですので冷え性改善にも効果的です。また、脂肪燃焼によるダイエット効果も期待できます。冷え性改善もしながらダイエット効果も期待できるなんてまさに一石二鳥ですね。にんにくが万能素材と呼ばれるゆえんもここにあるのかもしれません。
効果3:スコルジニンが末梢血管を拡張!
日本人科学者が発見したとされるにんにくに含まれるスコルジニンという成分。この成分は手先足先などに多く分布している末梢血管を拡張する働きがあるとされています。
末梢血管付近には毛細血管があり、冷え性の方は冷えにより毛細血管が萎縮して血流が流れにくい状態になってしまいます。それにより冷え性に拍車がかかり手先足先がより寒く感じるようになることでしょう。
スコルジニンはこの萎縮してしまった末梢血管を拡張してくれる作用があります。特に冬場に冷え性改善に役立つのはこのためです。末端の血流が促進されることで副交感神経が活発に働き入眠作用を強めてくれる効果も期待できます。冷え性と不眠症を持っている方にもオススメです。