進撃のにんにく日記

にんにくたべてげんきになりなよ。

にんにくの芽の栄養素と効果。

ニンニクの芽を料理に使うことがあるかと思います。にんにくの身よりやや臭いも少なく、でもにんにく独特の食欲をそそる程よい香りが料理に一味深みを加えてくれます。


にんにく自身に対する健康効果はこれまでに書いてきたとおりですが、果たしてにんにくの芽にはどんな栄養素があり、どんな健康効果が期待できるのでしょうか。


今回の記事ではにんにくの芽の知られざる栄養と効果についてまとめていきたいと思います。


そもそもにんにくの芽って??


さて、そもそもにんにくの芽がどんなものかよくわからないという方もいらっしゃるでしょう。例えば、にんにくをしばらく置いておくと生えてくるあの芽と勘違いしている方もいるようです。ニンニクの芽は、にんにくの球根部分から上に向かって伸びている花茎のことを言います。


にんにくの芽をそのまま伸ばしておくと花が咲きます。花が咲くとそこに養分をとられ、肝心のにんにくの身の養分が少なくなってしまいます。そこで、花が咲く前ににんにくの芽、つまり花茎を刈り取ってしまうことが一般的なのです。これがスーパーや市場で並ぶニンニクの芽の正体だったんですね。


ちなみに日本で流通しているニンニクの芽のほとんどが中国産または韓国産となっています。国内産のにんにくの芽が出回るのは5-7月の2ヶ月間ほどです。海外産の野菜に敏感な人は国産を選ぶのもいいかもしれません。にんにく同様、ニンニクの芽も国産の方が当然お高くはなりますが。


にんにくの芽にも含まれる代表的栄養素アリシン。


にんにくの臭いの元となるアリシンがニンニクの芽にも多く含まれています。臭いの元と敬遠することなかれ、その健康効果は眼を見張るものがあります!例えば、抗酸化作用に殺菌抗菌作用。抗酸化作用は、美容に敏感な人ならすぐにお分りいただけるはず、そう、若返り効果に近い作用が期待できます。


その他にもコレステロール抑制、血糖値の上昇抑制、血液サラサラ効果など嬉しい作用が盛りだくさん!にんにくの身だけでなくニンニクの芽も注目すべき食材と言えるでしょう。


にんにくの身には含まれないカロテンが豊富。


にんにくの芽にはカロテンも多く含まれています。人参など緑黄色野菜に多く含まれるカロテンですが、こちらにも高い抗酸化作用があるとされています。にんにくの芽に含まれるアリシンと相まって、さらに高い抗酸化作用があると考えていただいて結構です。


その他にも夜盲症の予防、美肌効果、粘膜作用強化による口内炎歯周病の予防、がん発生リスクの低減なども見込まれています。これは嬉しいですね、緑黄色野菜を食べた方がいいと言われる理由がよく分ります。


にんにくの芽にはこのカロテンが多く含まれていますので、効率的に摂取することで様々な健康効果が期待できます。


油と一緒に調理すると吸収率がアップ!


[画像引用:http://www.koujuan.co.jp/recipe/2013/04/130403_1.html

ニンニクの芽に含まれるカロテンは脂溶性の栄養素となっています。生のままでは中々効率的に体内に摂取できませんが、油と合わさることによって吸収率が高くなるとされています。


さらに、ビタミンB1と相性のいいアリシンも含まれていますので豚もも肉などと一緒に炒めることで高い疲労回復効果も期待できますしスタミナ料理としても抜群です!スポーツマンにも嬉しいかもしれません。にんにくほど臭いがきつくありませんので、次の日が仕事やデートでも問題ないでしょう。

まとめ。


ニンニクの芽にも知られざるたくさんの健康効果が期待できます。にんにくの身だけでなく、芽にも是非注目していただければと思います( ^ω^ )値段も安いですし、にんにくより調理がしやすいのもうれしいですね!