黒にんにくってご存じですか?にんにくをじっくりと高温高湿な環境に置き熟成させ、その名の通り身が真っ黒になったにんにくのことを黒にんにくと言います。
3〜4週間で普通のにんにくが真っ黒な黒にんにくになるそうです。不思議なものです…。自宅でやろうと思ってもなかなか難しそうですが、できないことはなさそうなので、以前まとめたにんにく卵黄の作り方のようにまとめたいと思います。
▼▼にんにく卵黄の作り方(過去記事)▼▼
ninniku114.hateblo.jp
白い通常のにんにくより臭いが少なく、熟成されたことによりアミノ酸などの健康に嬉しい成分がぐーんと増加。にんにくだけに含まれている有効成分「S-アリルシステイン」が従来の白ニンニクの約4倍含まれているそうです。そもそも、この成分辞退初めて名前を聞いたという人も多いでしょう。わたしもそうですw なので、このS-アリルシステインについて少し見ていきましょう。
水溶性イオウ化合物のS-アリルシステイン
にんにくの中に含まれているニオイ成分のアリシン同様、S-アリルシステインもイオウ化合物となっています。これもまたアリシン同様で水溶性イオウ化合物。つまり水に溶けやすいという特徴があります。
認められている健康成分は下記のとおりです。
- 肝障害予防(脂肪肝、肝硬変など)
- ジメチルヒドラジンで誘導される大腸がん予防
- ヒト神経芽細胞腫の増殖阻害作用
- 抗酸化作用
※モデルマウスの実験による研究結果によるもの。臨床実験を経たものではないとのこと
参考:
http://www.minamikashiwa-living.co.jp/foods/kohaku/seibun.html
なんだか難しい効果が多いですが、肝臓に良さそうなのと、大腸がんを予防してくれそうなのと、抗酸化作用(老化防止作用)があるらしいということはなんとなく理解できました。
意外に歴史の浅い黒にんにく
諸説あるようですが、黒にんにくの歴史は意外と浅く、2,000年に入ってから日本で開発されたという説が有力と鳴っているようです。※にんにくの権威、弘前大学医学部教授の佐々木氏による
もっと古くから開発されていたものと思いきや、まさか21世紀に入ってから生まれたものなんて思いもしませんでした。まだまだ開発されて浅いということは、これから先ももっと有用な成分などが見つかるかもしれません。いやあ、ニンニクって相変わらず人智を超えた成分を持っていますね。そしてこの白いニンニクを黒くして最初に食した人に敬意を評します。食べられるらしいです。甘酸っぱい感じで、決して美味しいとはいえないそうな。でも、にんにく独特の臭いは消えているそうです。今度食べてみようかな…
※黒にんにくの歴史にはついてはお隣の韓国が発祥との説もあるそうです。まあ、どちらでもいいやんという感じです。
若返りが期待できる理由は?
黒にんにくで調べると、だいたい若返り等のキーワードがひっついてきます。これには上記にも上げた黒にんにくの高い抗酸化作用が関わっているようです。活性酵素って聞いたことがあります?これは、人間の酸化、つまり老化を促進する憎き成分です。リンゴをほったらかしておくと錆びていくあの感覚に近いです。この活性酸素を50%除去するために、普通の白ニンニクと黒にんにくどちらがどれくらいの量が必要かという実験が行われたそうです。変な実験しますね。
結果は明白で、活性酸素を50%除去するのに必要な黒にんにくの量は、白にんにくに比べてたったの約1/20でいいという結果が出たそうです。つまり、黒にんにくは白ニンニクよりも活性酵素を約20倍除去するということになります。うん、健康メディア番組などによく出ている南雲先生が勧める理由もよくわかりますね。
黒にんにくのままで食べるのはなかなかの苦行。サプリメントで摂取しよう
上述したとおり、黒にんにくをそのまま食べるのはなかなか至難の技だそうです。味的な要素が強いみたいですが、あまりそのまま摂りすぎると、生のにんにく同様おなかを下したり、胃腸を痛めたりするそうなのでやめておいたほうがいいでしょう。
黒にんにくから抽出された体に良い成分だけを効率よくスマートに取るにはやっぱりサプリメントが一番!ということで、黒にんにくを使ったサプリメントを幾つか紹介していきたいと思います。
▼ホロニックフーズ 黒にんにく酵素定期便プラス
結構たくさんサプリありますね!値段もお買い得なところが多いですし、小林製薬、だいにち堂あたりの大手が安心かもしれません。
黒にんにくについてはまだまだまとめたいことがたくさんあります。また、後日黒にんにくについてご紹介しますね(^O^)